新茶の初取引は例年より少し早い、鹿児島市場は4月6日頃、静岡市場は4月13日頃に行われるそうです。新茶は、その年の最初の新芽を摘んで作るお茶のことで、香り高く爽やかな味わいが特長です。新茶を飲むと一年間、無病息災で健康に暮らせると言われていますが、新茶(一番茶)には、甘み・旨味成分であるテアニンが二番茶以降のお茶よりも2倍から3倍以上含まれているからです。テアニンは、茶の木の根で作られ、それが成長とともに茎を通って葉へ移動します。しかし、テアニンは日光に多く当たるとカテキンへと変化して渋みが出てきます。このため、若く強い日差しを浴びずに育った新茶にのみ、テアニン含有量が突出しているわけです。新茶に多く含まれているテアニンですが、お茶の旨味成分としてだけではなく、体内で様々な影響を与えてくれます。テアニンの効果としてよく知られているのは①脳や神経の興奮を抑える。②ストレスを感じた際に上昇する血圧を抑制する。③質の良い睡眠がとれる。などです。この時期にしか味わえない新茶の香や風味をお楽しみください。当店では、4月20ごろから販売する予定です。